鬼月,それは、旧暦7月の一カ月間のことをいいます(中元節の前後で旧暦7月1日から30日)。
ここでいう鬼とは「霊」のことで、この期間、鬼門(あの世の門)が開かれ、先祖の霊があの世から現世に戻ってきます。
ところが、先祖の霊だけでなく悪い霊も降りてきて、現世の人をあの世へ引き込もうとあちらこちらを徘徊するとされています。
こうしたことから、鬼月中のミスやトラブルは「鬼のしわざ」ともいわれます。
鬼たちを刺激しないように、
鬼月
鬼月の間にはやってはいけないさまざあな禁忌(タブー)があります。
- 遠出・深夜の外出
さまよっている鬼たちに出会う確率が上がるから
- 「鬼」とは呼ばない
「鬼」と言うと、呼び寄せてしまうため、「好兄弟」と親しみを込めて呼ぶ。
- 海・川など水場に行かない
水鬼(水死した人の霊)に捕まって、あの世に引きずり込まれてしまうから。
- 結婚・引越し・お店の新規開店などイベント
大きなお祝い事や行事は適さないが、どうしてもこの日にお店を開きたい!という場合は、「仮オープン」扱いにしてしまう奥の手も。
これだけではなく、ほかにも不思議なタブーがたくさんあるようです。つまり、鬼月はおとなしく過ごすのが無難、ということ。
龍羽先生も鬼月のことを記事にしました!
台湾の鬼月始まる!鬼たちの夏休み、感謝の心で迎えましょう